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第1話 はじまりは今!

世界がひとつの大陸であった頃
天は新たな命を創った
しかし新たな命は新たな争いを生み
天はついにその命を封じた・・・

現実の今の世界がつまらなく、モンスターファームの世界に憧れる少年、佐倉ゲンキの話。

はじまりは、今!
 ゲーム「モンスター甲子園」の決勝戦。1勝1敗の大将戦。チームビックのマイケル。モンスターはマグナビートル。対するチームローラーズのゲンキのモンスターはピンキー。決勝戦が始まった。マグナビートルの「ぐるぐるアタック」でライフが少なくなった。このままでは制限時間がきてしまいピンキーは負けてしまう。しかし、起死回生の「食う」で見事KO勝利!優勝したチームローラーズには発売前のモンスターファーム200X(にせんえっくす)が後日発送とのこと。

そして待ちに待ってモンスターファーム200Xが届いた。ゲンキはおやつの桜餅を食べつつプレイする。ゲームでは「ホリィ」という女の子と「スエゾー」というモンスターが悪いモンスター(以下ワルモン)のブラックディノに追いかけられている。ホリィとスエゾーは神殿に向かいワルモンを良いモンスター(以下イイモン)にさせる能力のある「火の鳥」というモンスターが眠ると言われているモンスターファームの世界にあるいずれかの円盤石(ゲンキがいる現実世界ではCD−ROM)を再生させるために・・・。スエゾーはワルモン達に「つばはき」攻撃をする。何とそのつばはきが、TVを通じてゲームをプレイしているゲンキの顔にも。そしてホリィたちは廃墟の神殿に付く。ゲームをしているゲンキにも「廃墟の神殿に行く?」という問いかけが。ゲンキはもちろん「Yes」を。そして「再生したいCDをセットしてください」というメッセージが。現実世界ではゲンキはCD−ROMをセットする。と同時にモンスターファームの世界でもホリィが円盤石をセットする。


「バース!!!!」という掛け声が。ゲームをしているゲンキはテレビに吸い込まれていく。
そして



ゲンキは来てしまったのだ。モンスターファームの世界に!
ゲンキの他にゲンキの部屋にあったプレイしていたゲーム機、モンスターファーム200X、リュックやローラーブレードも吸い込まれた。持ち物のローラーブレードで何とかワルモンのいる神殿から逃げ切った。

逃げ切り、ゲンキはモンスターファームの世界に来た事を改めて実感しはしゃぐ。ホリィとスエゾーは再生した円盤石が火の鳥ではなく少年であったということにがっかりする。ゲンキはホリィとスエゾーにゲンキのいる世界と今いるモンスターファームの世界がリンクしてしまった事を話す。ホリィとスエゾーはムーの存在をゲンキに話し始める。ムーは世界中の円盤石を集め、このモンスターファームの世界を征服するという。ゲンキはこの話を聞きかわいいモンスターを戦いの道具にするワルモンが許せないと涙をこぼす。そうして話しているとワルモンに見つけられてしまった。再び神殿に行き、火の鳥がこの円盤石(モンスターファーム200XのCD−ROM)を再生しに行く。

ワルモンがいる中で何とか誕生させる事が出来た。
「バース!!!!」
誕生したのは赤ちゃんで「チー」と言うピンク色のモンスターであった。
ワルモンが誕生したモンスターを子分にしようとピンクのモンスターを無理矢理奪う。しかし、ピンク色のモンスターは大声で泣き続ける。その泣き続ける。その声でワルモンは耳をふさぐ。ゲンキ達はその隙をついてワルモンを攻撃して何とか完全に逃げ切る事が出来た。


もうワルモンは追ってこない。改めて自己紹介をする。
「俺は元気印のゲンキ!」
「私はホリィ」
「スエゾー」
「チー」
と、もう1匹、ピンク色のモンスターにはまだ名前が無かった。
ゲンキ、ホリィ、スエゾーは名前を考えるが中々良い名前が浮かばない。ゲンキは芝生に横たわりピンク色のモンスターを眺める。ふと風が吹いた。
あっ!!!
そうだ、「桜餅!」(ゲンキがモンスターファーム200Xをプレイする時におやつを食べていたので)「桜餅の『モッチー』にしよう!」
ピンク色のモンスターもモッチーという名前に納得し「モッチー」という名前がついた。

ゲンキは改めて思った「始まったんだ。俺の、モンスターファームの世界が!!!」と。

提供:LIGHTさん

第2話 ぼくモッチー!