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第48話 青空

ムーの暴走はますますエスカレートしていく。ハヤブサ達はカイラスに到着し、そこでムーに囚(とら)われていたモノリスに出会うのである。モノリスはハヤブサ達に「ガイアも消えてしまいました・・・」と。ハヤブサは「誰だ?」と聞き返す。「私はモノリス。伝えるために生まれました」と言いハヤブサはモノリスをゲンキ達の場所へ連れて行くのであった。ゲンキ達の所へハヤブサとモノリスが。ゲンキ達は「モノリス?何でお前が・・・?」と疑問に思う。モノリスは「ムーに捕まりカイラスに閉じ込められていた」と話す。ハヤブサはモノリスが話したことをゲンキ達に説明する。「こいつ(モノリス)が見ていたそうだ。ムーがファイナルゲートを使った時にガイアは消えてしまい、そのファイナルゲートも・・・。」と話す。一同はヒノトリ復活の鍵を握っていたかもしれないもの、残しておく訳が無い。ヒノトリの復活はできない・・・と落ち込むのである。しかしモノリスは「全てを伝えるためにここにきた。心を開いてください」と話し始めるのである。
v かつて、古代の戦争でムーとヒノトリが戦った時の事、ファイナルゲートによってムーの魂と肉体は分離された。と同時にヒノトリの魂と肉体は分離され、その魂は5つに分離し飛び散ったのである。そして5つの円盤石と合体したのである。

ゲンキ達は驚くのである。ヒノトリの魂が5つに?円盤石に合体したということは、ヒノトリの魂を宿したのはモンスター・・・!?と。ホリィは「ゲンキじゃなかったのね・・・」と心の中で安心する。(第47話「涙」の最後参照)しかし再びホリィは「5つ!?」と驚く。モッチーはスエゾーやライガーを指差し「い〜ち、に〜、さ〜ん、し〜、ご〜」と数を数え始める。モッチーは「5人だっチ!!」と言う。ハムは「偶然ですな」と。スエゾーはそれに乗じて「俺らがヒノトリの魂だったら探す手間が省けていいけどなぁ〜」と笑いながら言う。しかしモノリスは「いいえ、偶然ではありません!」ときっぱりと言う。その言葉に一同は驚き動揺しているのであった。モノリスは「ガイアはホリィさんを導き、みなさん1人1人との出会いを作ったのです。そして私やハヤブサさんたちやその他たくさんの人達と出会うように導いたのです。みなさんがヒノトリとなるべく経験を積むために・・・」と。(ライガーなどの仲間に最初に出会った時、ガイア石が光ったのはこのためであった)

ムーが暴走を止めることなく次はカイラス山脈に向かって攻撃している。ムーはカイラスに眠るマグマを利用して大地を引き裂き、全てを滅ぼそうとしていた。古代戦争と同じ時のように。ヒノトリを復活させたいが、ファイナルゲートもガイアも無いのにどうやって・・・。と疑問を浮かべるが、モノリスは「ガッツがあります。ガイアのエネルギーはどんな困難にも挫(くじ)けない前向きに頑張ろうとする力、ガッツのエネルギーなのです。ガイアは所詮人工的に作ったもの。それではヒノトリは復活しません。必要なのは様々な困難を乗り越えながら自然に身につけた純然たるガッツなのです。その中でもゲンキ君、あなたの溢れるばかりのガッツとモンスターへの愛情がみんなのガッツも全開させるのである。モッチーの魂が時空を越えてあなたをこの世界を召喚したのはそのためなのです」と。ホリィは「だからゲンキの持っていたCDからモッチーが生まれた」と話すのであった。(第1話「はじまりは今!」参照)モノリスは「さぁゲンキ君、みんなのガッツを全開させ、みんなのガッツを集結させるのです」とゲンキに言う。

ムーはカイラスに攻撃をしている影響で被害が深刻になっていく。モンスター一同は「ヒノトリと合体してムーを倒そう!」と言う。ゲンキ、ホリィは「でもそんなことしたら・・・」と躊躇(ちゅうちょ)するのである。ビーナスは「ブルーマウンテンと合体した時と同じだ。みんなの体も意識も消えてしまう・・・」ゲンキは「そんなの俺は嫌だ!みんなと会えなくなるなんて俺は絶対嫌だ!!!」と涙をこぼす。しかしモンスター達は悲しいながら以下のように言う。

ライガー:ゲンキ、お前言ったよな?ムーを倒し、この世界を元通りの平和な世界にするって。俺は、お前のその気持ちに打たれてここまできたんだ!!
ゲンキ:ライガー・・・
ゴーレム:ゴーレムも同じ。ゲンキの澄んだ目を見てやる気になった。
ハム:我が輩も初めて大きな目標ってやつ持ちましたよ。
ゲンキ:ゴーレム・・・ハム・・・
ライガー:だから、例えそのために消えちまおうが・・・
スエゾー:待たんかい!それは俺に言わせてーな。せやから、ヒノトリになれるんやったら消えても後悔ない!
ホリィ:スエゾー・・・
モッチー:モッチーもっチ!
ゲンキ:みんなぁ・・・・・・

そしていよいよヒノトリになる準備をする。ゲンキにみんなの思いが伝わったようだ。

ライガー:おーし、やろうぜ!
ハム:行きましょう
ゴーレム:新しい旅立ち
スエゾー:派手に行くで〜
モッチー:ガッツ全開っチ!
と言いモッチー達やゲンキ、ホリィ、ビーナス、ハヤブサ、モノリスなどはガッツを集中させていく。ガッツが空高く上がっていく。ムーはそれを見てガッツの所(ゲンキ達の所)へ向かっていく。邪魔が入るのを恐れてハヤブサ軍団とビーナスはムーの所へ向かっていく。少しでも歯止めをかけるべくハヤブサ軍団やビーナスは攻撃していく。

集中しているゲンキ達。ゲンキは「みんなガッツも分けてくれ!!!」と空高く上がったガッツが四方八方に散らばっていく。その散らばったガッツを見た今まで出会ったツノマルやアラン、ジム船長とミミニャー達はガッツを集中させる。そしてみんなのガッツが届きゲンキのところへ。ガッツがゲンキ達を包み込むのである。そしていよいよ別れの時が・・・

ライガー:じゃぁな・・・
ゲンキ:ライガー・・・
スエゾー:行ってくるわ
ゲンキ:あっ、スエゾー・・・
ゴーレム:もう寂しくない
ハム:みんな一緒です・・・
ゲンキ:ゴーレム、ハム・・・みんな・・・
とモッチー以外のモンスターは魂だけになっていくのである。
モッチー:ゲンキ・・・ゲンキに会えて良かったっチ!
ゲンキ:モッチー・・・モッチー行くな!!!
モッチー:ゲンキの事、大好きだっチ。これからもずっと、ずっと、ずっ〜と、いっぱい、いっぱい、い〜っぱい大好きだっチ!!
ゲンキ:モッチー!!!!!!!
モッチー:チー
と言い、モッチーも消え魂だけになってしまう。
ゲンキ:モッチー!!!!!!!!!!!!!!!

と5つの魂になったモッチー達はヒノトリの肉体へ合体した。そして遂にヒノトリが誕生したのであった。

誕生したヒノトリに対してムーが攻撃をしていく。いよいよムーとヒノトリの戦いが始まったのであった。ムーの攻撃に苦しめられるヒノトリ。しかし、ゲンキ達は「ヒノトリ!!俺達のガッツを受け取ってくれ!!!」とガッツをヒノトリに分けムーに反撃をするのである。ヒノトリは炎の体でムーを抱える。ムーは心の中で「なっ、何をする・・・俺の中から出て行け・・・心が重なる、溶けていく・・・。そうか、善と悪とは表裏一体(ひょうり・いったい)。善ある所に悪、悪ある所に善。そして戦いが。私(ムー)と貴様(ヒノトリ)も形は愚(おろ)かに、未来へも戦い続ける運命。ならば、自らの存在共々この私を消そうと・・・」と。そしてムーとヒノトリは浮き上がりガラスのようなきれいな結晶が一面に降り注ぐのである。ムーは苦しむ。そして両方の肉体は1つの光になってしまう。それを見て
ホリィ:お父さん・・・みんな・・・
ゲンキ:ライガー、ゴーレム、ハム、スエゾー・・・・・・モッチー!!

そしてその光が先ほどのヒノトリと合体する前のガッツと同じように四方八方に飛び散る。ロストしてしまったワーム、ギンギライガー、ウンディーネ、バクーなど・・・ロストした円盤石が元通りになっていく。またワルモンの紋章も消えていくのであった。

ゲンキ達は「ロストした円盤石が元に。ワルモンの紋章も・・・」と言う。しかしゲンキに異変が。飛び散った光だが再び光が大きくなりゲンキは「うわぁ〜!!!!!!」














ゲンキは目を開くと雨が降る路地裏に居たのであった。ゲンキは現実の世界に戻されてしまったのだ。ゲンキは「戻ってきちゃった・・・」と言い、都会の街中をゆっくり歩いていく。現実世界の風景を見る。ゲンキは「ずっと夢を見ていたのか・・・?」と自分に問いかける。しかし目線を下ろして自分の靴を見てやはり自分はモンスターファームの世界に居た。夢ではないという確信を持ったゲンキ。(第2話「ぼくモッチー!」でモンスターファームの世界でアシューとアリラからもらった靴により確信を持った。)「いや、やっぱりあれは本当だったんだ。俺、やったんだよな!全てやり遂げたんだよな!!・・・帰ろう。家に・・・」と言い雨降る中走って行く。走っている中、ゲンキはモンスターファームでの世界での楽しい日々を思い出している。もうモンスターファームの世界に、楽しいモンスターファームの世界に戻れないのだろうと思ったのか、徐々にゲンキの足取りが重くなっていき足が止まった。そしてゲンキは空き地に着き跪(ひざまず)く。ゲンキは涙ぐみ「おなかがすかすかで走れない。みんなが、みんなが居ないと俺なんて何もできないんだ。何も・・・こんな俺がガッツの塊だなんて嘘だよな・・・」と泣く。






ホリィ:ゲンキ・・・
という声にゲンキは上を見上げる。そこには何とホリィの姿があったのだ。
ハム:どうしました?弱音を吐くなんてゲンキらしくないですぞ!
ライガー:そうだ。お前に涙は似合わない・・・
スエゾー:ほんまやぁ、ゲンキ印のゲンキやろ!
ゴーレム:ゲンキガンガン、ハートバクバク
モッチー:頑張るっチゲンキ!
ホリィ以外にも苦楽を共に旅してきたホリィやモッチー達が居たのであった。
ゲンキ:モッチー・・・みんなぁ・・・

そしてみんなは最後に1言ずつこうゲンキに別れと励ましの意味も込めて言うのである。
ホリィ:またいつか
ライガー:風が吹いたら俺達を思い出せ
ハム:さよならは言いませんぞ
ゴーレム:いつでも会える
スエゾー:待っとるで〜
モッチー:心はいつも一緒だっチ

と言い、徐々にホリィ達の姿は薄くなっていき消えていくのであった。ホリィ達は幻の姿でゲンキの前に現れ励ましたのであった。雨が止んでいき、雲の隙間から陽が差してきた。そして青空が広がっていく。ゲンキは元気を取り戻し走って行く。桜が舞う青空の下で・・・。


提供:LIGHTさん


【あとがき】
このモンスターファームのお話を書こうとは前々から思っていましたが、中々行動に踏み込む事が出来ませんでしたが、平成19年3月にちほりさんとチャットでお話した際に決意が固まりました。3月2日からお話を書き始めそしてついに6月。約3ヶ月間でモンスターファーム全48話のお話を書き終える事が出来ました。見ながら書く(パソコンで打つ)作業は中々難しく、何度も巻き戻して再生したり、どうしたら分かりやすく理解してもらえるかどうかを考えつつやっておりました。パソコンで文字変換を行うので難しい字を変換してしまい、きっとこれを見ている方の中では読めない字や分からない字があると思い、独自でおそらく読めないかもしれないという字には漢字の後に(  )書きで読み仮名を書いたり、あなた、俺などという言葉も分かりづらいと思ったのは(  )書きで説明を加えたりしました。別に必要無いと思った方もいらっしゃると思いますが、このお話を見てくださっている方はインターネットの世界なので年齢層も幅広く、ひょっとしたら小さい方もいらっしゃると思い、習っていない字や、また、大きい方でも日常では出てこないような見たことも無い漢字も多々あると思ったので補足という形で(  )書きを行って参りました。このお話を書いている時には正直「辛い」とか「打ち切りに・・・」という気持ちは無く、好きな事をやっているとアッと言う間に48話になっていたというのが現状です。

モンスターファーム円盤石の秘密を見終えた今、ゲンキ君をはじめ、アニメ中のモンスターや人々には愛や勇気(ガッツ)はもちろんのこと、忘れていた情熱や今、私達が必要な何かを再確認させられたような感じがしました。

このアニメは1999年4月にスタートしました。土曜日の朝7時30からでした。この時、土曜日は週休2日制ではなく第1・3・5土曜日は学校であり、学生さんにとっては学校に行く時間だった方も多いのでストーリーが途切れた感じだったと思います。個人的な意見ですが、朝の忙しい時間帯に放映するよりもゴールデンタイム枠内で放映したらもっとモンスターファームを見てくれる人も多かっただろうし、モンスターファームのアニメの素晴らしさに共感できる人も居ただろうと感じます。ただ、平日ではなく土曜日に放映と言うことには平日に比べればまだ救われたと感じています。子供だけではなく、大人も一緒になって見れるアニメなんだろうなぁと感じます。話の内容も濃く、モンスターファームというゲーム内独特の世界観を自己主張しつつ、大切な部分や何が言いたかったのか?というのはきちんと出す。良い作品だと感じました。悪者(ワルモン)をただ倒すだけではなく、ワルモンに手を差し伸べるシーン(第35話「四天王最後の決戦!」でナーガに手を差し伸べるシーン)で「敵だから見放したらムーと同じ」という言葉や、例え憎い相手でも、憎むと次の憎しみや争いを生むという言葉など考えさせられる部分は多々あったと思います。大袈裟(おおげさ)に聞こえるかもしれませんが今の時代いじめや自殺が多発しています。だからこういうモンスターファームのようなアニメが大切なのだろうと感じさせられました。

最後になりますがみなさん、第1話から第48話まで読んでいただきありがとうございました。誤字・脱字や表現が少し異なった部分があったり、見づらい文章だったり各話ごとに極端に文章の長さが違っていた部分もあり、「このお話好きなのにこれしか書かれていない」と思っていたかもしれません。また、省略して欲しくないところも省略されていたりいたと統一性が無かったりして皆様には多少なりとも違和感を与えてしまった事をこの場を借りてお詫び申し上げます。お話を書くにあたり完全オリジナルであり、他者の文章の真似などはございません。このお話を読んでモンスターファーム円盤石の秘密の世界が少しでも思い出せていただければ幸いです。管理人さんはじめ、みなさん本当にありがとうございました。
平成19年6月19日

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